サステナビリティ(Sustainability)とは


サステナビリティとは自然環境と人間社会の共存を指し sustain(持続する)とability(能力)を合わせた言葉で、 世の中を持続可能にしていくという意味で用られます。

「経済的な発展(エコノミ―)」と「地球環境や社会に配慮すること(エコロジー)」は 相容れないことのように思われますが、 「経済的な発展」を続けながら「地球環境や社会をより良くする」方法を 探求することがサステナビリティの考え方です。

夢み屋はエコノミーとエコロジーの バランスを考えながら自分たちにできる サステナビリティへの取り組みを進めています。


ネパールの女性の社会的地位向上へ向けての取り組み


2007年ニューヨークに株式会社夢み屋インターナショナルを設立し、 和装小物店を出店しました。 当時、日米を行き来しながら、ニューヨークの女性実業家の会にも所属していました。

その会の中で、世界の貧困国支援の取り組みが始まりました。 私たちは新たにNPOを立ち上げ、支援実業のひとつとしてネパールの女性自立支援を掲げました。 そして、現地に赴いた際、想像していた以上に発展の遅れたネパールの実情を目の当たりにしました。 また、カースト制度が根強く、女性が社会に出られないことに困惑し、 そうした現実に対してなんとか力になりたいと奮い立ち、現在の活動に至っています。

“世のため人のために”


当社は「和雑貨」を製造しており、海外の加工先へ技術指導を行っています。
技術指導自体は約25年前より中国でも行っていましたが、 ネパールへの製造発注は「貧困国をわずかでも助けたい」という想い、 すなわち、「エシカル発注」と考えています。

ネパールの女性は社会的地位が極めて低く、 地位向上を目指すにあたって手に職を付けてもらうことが必須と考えていました。 現地では計画停電が1日8時間あり、小さな作業所では使える道具に限りがあります。 したがって、足踏みミシンでの作業や手仕事の技術指導を進め、仕事の斡旋を続けています。

新型コロナウイルスの影響で渡航が難しい現在は、 現地で直接技術指導ができないため、リモートでの支援を行っています。 他方、国内では5箇所の福祉支援施設へ仕事を発注しています。

「私たちの光は夢み屋さんなんです。」


現地の女性たちから、「私たちの光は夢み屋さんなんです。」と感謝されたことが 強く印象に残っています。

ネパールでは、2012年から手仕事の訓練を始めましたが、2015年に大地震が発生しました。 多くの人々の家屋が倒壊し、現地の作業所も失いました。 ようやく復旧が進み、弊社からの技術指導も再開し、 働く場所を無くした人々も、新しい一歩を踏み出すことができました。 その際、前述の謝辞をいただき、苦労も報われた気がしました。 また、技術指導は現地の若い世代にも次第に広がりつつあります。

ネパールの貧困は実に深刻で、カースト制度も根強いため、 社会的地位の低い女性たちが手に職を付けることは極めて意義深いことと考えます。 将来、彼女たちがその地域を担っていく中で、より大きな力になることを期待しています。

自然環境保護への取り組み

日本で生産されている紙の多くは、 海外の森林を伐採したチップにより作られている為、 広大な面積の自然の森が破壊され、 野生生物や地域の人々の暮らしを脅かす問題が今も続いています。

夢み屋では環境問題への取り組みとして、梱包箱の縮小化・梱包部材の削減、 ラッピングの簡素化および、納品書を廃止するペーパーレス化を行っています。

今まで商品をお送りする際は、商品を紙で包み、箱の中に入れ、 梱包材で厳重に包み、さらに箱を入れるなどの過剰包装をしておりました。 そのような梱包が丁寧であり、親切だという考えのもと続けて参りました。 しかし、梱包箱・梱包材の内部設計や紙などの使用材料の見直し、 幾度となく改良を重ねた結果、丁寧・親切を残したまま、約50%の資源削減を実現致しました。


ラッピングの仕様変更

従来の包装紙での完全包装ではなく、 エコな素材から作られたリボンを掛ける仕様を採用しております。

リボンは結べることから「人と人とを結ぶ」という意味が込められており、 縁起が良いとされています。 また、夢み屋で使用しているリボンは使用後も 可燃ごみとして処分できる為、最初から最後まで地球に優しいラッピングとして推進しております。

お客様から頂きましたラッピング代のは全て 「緑の募金」に寄付をさせて頂きます。


地球環境の保護に貢献するということは、
未来を担う子どもたちの
大切な自然を守ることになります。

夢み屋は商品を通して子どもたちへ
未来もプレゼントする会社
ありたいと考えております。